ISO認証取得の本当の意味 ― 経営にどのような効果があるの?

 
ISO認証機関「TQCSI(OCO)」が品質をテーマに
お送りする情報コラムです。

今回はISO認証というと、「資格を取ること」や
「審査に合格すること」が目的のように思われがちですが、
ISO認証の本当の価値は、
“会社を強くする仕組み”を作ることにあります。

その必要性を分かりやすく説明します。 
 
 

第1章:ISOは「会社の運営問題を見える化」します

 
多くの企業では、

・誰が何を担当しているか曖昧
・作業方法(仕事のやり方)が人によって違う
・問題が起きても原因が分からない
といった状態が起こりがちです。

ISOでは、

・業務の流れを整理する
・責任と権限を明確にする
 
そのため、手順を統一する
ことにより、
会社の運営が「見える化」されます。

その結果、

・特定の人にしか分からない・できないことを解消
・誰がやっても、いつでも、同じように仕事ができる状態
・ミスの減少
が実現します。
これは、経営の安定に直結します。
 
 

第2章:リスクを改善することで利益を生む「無駄のない組織」になります

 
ISOを導入すると、
やっても会社の価値を増やさない仕事や、重複した業務
もっと簡単にできるのに、無駄に時間や手間がかかっているやり方
が明確になります。

その結果、
・作業時間の短縮
・人件費の削減
・生産性の向上
が可能になります。

ISOは単なる製品の品質向上ではなく、
利益体質に改善するための経営ツールです。
 
 

第3章:「信頼」されることが、売上につながります

 
ISO認証は、第三者機関が公平・適正な視点で
「この会社は適切に運用・管理されている」
ことを証明するものです。

そのため、
・大手企業との取引条件になる
・公共事業の入札条件になる
・社会的信用を得やすくなる
といった効果があります。
ISOは、
会社の信用力を高める経営の免許書であり“経営資産”です。

第4章:問題が起きても「同じ問題を繰り返さない会社」になります

 
ISOでは、
問題が発生した際、
・原因を分析し
・再発防止策を決め
・効果を確認する
仕組みを運用します。

その結果、
同じ問題が繰り返されなくなり、
・クレームの減少
・品質(又は経営)の安定
・顧客満足の向上
につながります。

これは、経営を安定させ長期的な利益の確保に直結します。
 
 

第5章:経営者が会社をコントロールできるようになります

 
ISOでは、経営者自身が、
・何が問題か、何が貢献しているのか、組織の状態を確認し
・問題を把握し
・改善の方向を決定する
会社の実態を客観的に把握し、
適切な経営判断を行う仕組み(マネジメントレビュー)を持ちます。

これにより、
経営者が会社の状態を、短期的・長期的な
視点で適切に経営判断ができるようになります。
これは非常に大きな経営効果です。

最後にISO認証の本当の価値
ISO認証は、
「資格を取ること」が目的ではありません。

本当の価値は、
・強い組織を作ること
・利益体質を作ること
・信頼される会社になること
・継続的に成長できる会社になることです。

  

takayama2
髙山審査員
TQCSI(OCO)日本支社
主任審査員
<キャリア>
米国セイクリット・ハート大学大学院(MBA)卒業
2010年よりISO9001/ISO14001/22000/45001審査員資格取得
2014年より社会福祉法人、 食鳥処理会社他に対しHACCP/ISO22000認証取得コンサルティング活動を実施、また、食品会社に対するHACCP/ISO22000認証取得/継続審査や食品安全マネジメント審査員研修での講師として活動中


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